半月板切除術
(膝scope/膝関節鏡手術)

半月板損傷について

半月板は膝関節内でクッションのように膝にかかる衝撃を和らげる役割を果たしています。
半月板損傷はスポーツなどの怪我から生じる損傷と、加齢により傷つきやすくなっている半月に外力が加わって損傷する場合とがあります。


症状

半月板が損傷すると、膝の曲げ伸ばしの際にひっかかりを感じたり、切れた半月板が挟まり込んだりして痛みや腫れを繰り返します。


治療の必要性

症状が悪化すると、膝に水(関節液)がたまる、急に膝が動かなくなる、また歩けなくなるほど痛くなることもあります。
治療は、症状悪化を防ぐ、日常生活の負担を軽くする目的で行います。


治療方法

治療方法は、損傷した半月板の状態によって異なります。
半月板に段差ができ、放置しておくと軟骨が磨り減っていく可能性が高い場合は手術的治療が必要とされています。しかし半月板が完全に切れていない場合は保存療法で様子を見ることもあります。

 


入院中のリハビリテーションについて

歩行訓練

  • 手術当日よりリハビリが開始されます。 
  • 膝関節の痛みや関節可動域や筋力を確認しながら歩行訓練が開始されます。 
  • 歩行は両松葉杖歩行から開始し、運動機能に合わせて片松葉杖歩行、松葉杖なしでの歩行へと移行していきます。
術後 1~2日目 独歩 獲得

※こちらは、おおよその目安です。個人の状態によって異なります。

その他

  • 階段昇降訓練、床上動作訓練、屋外歩行訓練などの退院後の環境に応じた日常生活動作訓練を行っていきます。
  • 自主トレーニング・アイシングの指導も行っていきます。

退院後のリハビリテーション