新着情報 当院の友寄英二医師が「日本骨粗鬆症学会認定医」を取得しました。
骨粗鬆症
骨粗鬆症とは、骨の強度の低下により骨折しやすくなってしまう病気です。
わずかな外力(立った姿勢からの転倒など)で骨折してしまうため脆弱性(ぜいじゃくせい)骨折とも表現されます。
特に女性に多い病気で70歳以上の女性の2人に1人は骨粗鬆症だといわれています。
女性の場合、骨密度(骨量)を維持する働きのあるエストロゲンという女性ホルモンの分泌量が、加齢や閉経に伴い少なくなってしまうからです。
原因 | 加齢によるもの・病気によるもの・薬によるもの・生活習慣によるものなど |
骨折しやすい部位 | 脊椎(背骨)・上腕骨(腕の付け根)・手関節(手首)・大腿骨(太ももの付け根)など |
骨粗鬆症の怖さ
「怖いといっても骨折しやすくなるだけでしょ」と思っていませんか?
実は、骨粗鬆症の本当の怖さは「致死的な病気」であることなのです。
骨粗鬆症による骨折は、短命化に直結してしまうということを裏付けるデータがあり、長期の結果をみると骨折部位によっては癌よりも生存率が低いという報告があります。
特に足の付け根部分(大腿骨近位部)の骨折では、女性では5年足らずで半数が亡くなり、男性では7年半で全員が亡くなっています。
(日経メディカル特別編集版【2017年12月号】より抜粋)
このように、骨粗鬆症による骨折は日常生活動作や生活の質を損なうのみならず、実は寿命をも短くしてしまうのです。
骨粗鬆症がこのような怖い病気あることはあまり知られていないかもしれません。
重要なのは、骨折をおこす前に骨粗鬆症検診を受診し、骨粗鬆症の治療や予防を心がけることです。
ただ、骨粗鬆症の怖さのもうひとつには自覚症状がないことがあり、それゆえに検診率がとても低く、1度も検査を受けたことがない方も多くいらっしゃいます。残念ながら、骨折してはじめて自分が骨粗鬆症だと知るケースもめずらしくないのです。
治療の必要性
治療の目的
骨粗鬆症の治療の目的は、骨折を予防することです。
骨折を予防することで、日常生活の動作機能を維持し、生活の質を落とさずに自立した生活を長く続けられるよう「健康長寿」を目指します。
骨粗鬆症の治療をきちんと行うことで、骨折を予防できる可能性は高まります。
骨折がすでにある方もない方も、次の骨折を防ぎ骨折の連鎖を食い止めることが大事です。
治療方法
治療は、薬物療法を中心に運動療法や栄養療法を合わせて行うのが基本です。
治療は長期間に及びますが難しい治療ではありません。
何よりも継続することが大事です。骨粗鬆症は「老化だからしょうがない」とあきらめずに早めに治療しましょう。
当院の治療方針や体制など
新着情報 当院の友寄英二医師が「日本骨粗鬆症学会認定医」を取得しました。
当院では、薬物療法をはじめ、運動療法・栄養療法をあわせて受けられる治療体制を整え、骨粗鬆症治療をトータルサポートいたします。
医師 | 定期診察・定期検査・治療効果判定 |
看護師 | 日常生活指導 |
理学療法士または運動トレーナー | リハビリ・運動指導・転倒予防 |
管理栄養士 | 栄養指導 |
骨粗鬆症には自覚症状がないため、治療に抵抗を感じてしまう方もいらっしゃいますが、当院には骨粗鬆症に関する知識が豊富な専門スタッフ(骨粗鬆症マネージャー)が多数在籍しており、患者様からの治療に関するご不安・ご相談に対応いたします。
患者様が安心して治療に望めるような環境づくりに務めています。
当院の治療実績
当院では多くの患者様が治療を行っており、投薬による数値改善の結果が出ております。
高齢でもあきらめずに治療を続けることで効果が期待できます。
12ヶ月以上 投薬治療を継続した方の骨密度測定値結果
2016年5月~2018年6月 ロクト整形Az 248人データ
腰椎の骨密度 平均上昇率
大腿骨近位部の骨密度 平均上昇率