骨粗鬆症チーム

骨密度の測定方法あれこれ

こんにちは!
今日は、ロクト整形「骨粗鬆症チーム」看護師の田崎がお届けします(^^)/

骨粗鬆症は、骨折等がない場合はレントゲンを撮影しただけでは診断できない病気で、採血検査や骨密度測定の値によって診断されます。症状がないことも多く、骨密度測定を行うことではじめて自分が骨粗鬆症ときづくことが多い病気です。
そこで本日は、骨密度測定について簡単にお話します!

その前に、骨密度ってご存知ですか?
骨密度とは、骨を作っているカルシウムなどのミネラル類が骨にどのくらい詰まっているかを表すもので、骨の強さを示す指標です。
その骨の密度(強さ)を調べる検査が骨密度検査です。
骨密度検査は、骨の中にカルシウムなどのミネラルがどの程度あるかを測定します。
骨密度の表し方は、若い人の骨密度の平均値と比べて自分の骨密度が何%であるかという基準で示されます。
(※20代は100%と表されます)

では、骨密度はどうやって測るのでしょうか??
実は測定方法には色々あります。

①DXA(デキサ)法

               
(ロクト整形J2・Azで使用)        (ロクト整形牧港で使用)

エネルギーの低い2種類のX線を使って測定する方法です。全身のほとんどの骨を測ることができます。
一般的に腰の骨(腰椎)や足のつけ根(大腿骨近位部)の骨密度を正確に計測して表わされます。 
検査方法は、検査用のベッドに臥位に寝ていただき、測定部位の位置を決め、ごく微量の放射線を使用、腰椎と大腿骨をそれぞれ測定します。各部位の測定時間はおよそ1分程度です。
測定中は動かないようにしていただくだけで、息止め等は必要ありません。
検査時間は5~10分程度です。痛みは全くありません!

当院では検査を受けられた方へ、検査結果を下図のようなグラフや数値を分かりやすく記載したものをお渡ししています。

その他の測定方法(※以下の測定機器は当院にはありません)

②超音波法
かかとやすねの骨に超音波をあてて測定します。
骨粗しょう症の検診に用いられることが多く、X線を使用していないため、妊娠中の方でも測定することができます。

③MD(エムディ)法
X線を使って、手の骨と厚さの異なるアルミニウム板とを同時に撮影し、骨とアルミニウムの濃度を比べることによって測定します。
診療所などで容易に計測できるため、普及しています。


骨密度検査は、骨の健康を知る上で重要な手がかりになります。

特に女性は症状が無くても、40歳以上になったら定期的に骨密度を測ることをお勧めします。
上記の②や③の検査は、一般的に市町村の検診で行われているところが多いようです。

骨粗鬆症は、目にも見えず、痛みも感じない、自覚症状のない病気のため、いつの間にか症状が進んでしまい、少しの衝撃で骨折して初めて気がつく方が殆どです。
骨折してしまう前の予防が大事ですので、定期的な骨密度検査をお奨めします。

*****骨コツ防ごう!骨粗鬆症*****

当院では以前より、骨粗しょう症予防に注力しています!
気になることがございましたら、ぜひ当院へお気軽にご相談ください^^

骨粗鬆症チーム

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