体外衝撃波治療

体外衝撃波治療とは

 高出力の衝撃波(音波)を患部に照射する、整形外科では新しい治療法です。欧米では、スポーツ選手や中高年の幅広い世代を通して、体の負担が少なく安全かつ効果が期待できる治療法としています。

治療の4つのポイント

 

 シーズン中のアスリートの”ケガ”(疲労骨折・腱炎・野球肘・ゴルフ肘)から、授乳中の”けんしょう炎”、中高年の”肩の石灰沈着性腱板炎”など、幅広い疾患や対象で適応され、比較的生活への負担が少ない治療方法となります。
きちんと治療したいけど、お忙しい方。手術は体や家族への負担が大きくて不安。そのような方へお勧めな治療です。
※効果・効果は個人差はあります。メリット・デメリットは担当医にて事前に相談の上治療を致します。

改善が期待できる症状

以下の症状や状態に対して、主に痛みの改善できるとされております。気なる痛みは是非ご相談ください。

期待できる効果

痛みに対して即時性の効果が期待できます。

1)即時性効果として期待されるもの
 照射直後より痛みの軽減が期待できる

2)長期的効果として期待されるもの

・血管新生・コラーゲン産生を促す成長因子が産生される

・痛みに対する要因物質の発現を抑える

治療スケジュール

 

 治療の実際の様子

治療中の痛み

治療中は多少の痛みがあります。
痛みがある=効果が期待できるとお考えください。

※治療中は、担当スタッフにて随時痛みの度合いを確認しながら出力を調整しますのでご安心ください。

治療の目安

照射頻度 3回の照射治療として治療効果が確認されています。

費用と診療の目安

保険診療

難治性足底腱膜炎は、保険診療となります。

【費用】  
ー初回のみ以下費用の発生   
(3割負担)¥15,000
(1割負担)¥5,000

※別途再診料が毎回費用として掛かります。

【診療目安】 
・2週間~に1回の照射

※足底腱膜炎でお悩みの方は、当院の足の外科担当医へご相談ください。

自費診療

自費診療

 

◇各種カード・電子マネー支払い可能。

◇足底腱膜炎は一部保険適応となるものもあります。当院の足の外科担当医までご相談ください。

対象疾患例

アスリートや学生に多い疾患

・疲労骨折 ・アキレス腱の炎症 ・テニス肘 ・オスグッド症

中高年に多い疾患

・ばね指 ・けんしょう炎 ・石灰沈着性腱板炎

治療についてQ&A

体外衝撃波の機器種類の違いや超音波治療との違いはなんですか?

当院で使用する機器は体外衝撃波の収束型モデルとなります。深部へのピンポイントの治療が可能というところが違います。

超音波などの温熱治療と違い、発熱がないため深部へ高出力で治療が可能となります。
また、”拡散型”と比較し、ピンポイントの照射が可能なため深部への治療効果が出やすいとされております。

治療後の副反応はありますか?

治療直後の照射部位の腫れ・発赤・血腫・点状血種・疼痛などがあります。

治療後どのぐらいの期間で生活復帰は出来ますか?

基本的に日常生活には支障はなく、お仕事も可能です。患部を動かす激しい運動(スポーツ)に関しては、治療部位により復帰時期が異なります。必ず事前相談日にて、主治医へご相談ください。

何歳から照射可能ですか?

基本的に何歳からでも照射可能です。初回の治療相談時に、本治療について説明や事前検査を受けていただきメリット・デメリットをご理解した上で治療へご案内いたします。なお、18歳未満の方は、必ず保護者同伴の上ご来院お願い致します。

照射を受けるにあたり禁忌事項となる病気はありますか?

事前の診察結果により照射をしない場合もあります。がん治療中の方や妊婦さんは事前に担当医師に確認ください。

※妊婦さんは照射部位によっては、照射が出来ない場合がございます。

初回診療時に持っていくものはありおますか?

・保険証 ・お薬手帳(基礎疾患等の内服あれば) をご持参ください。

照射予約のキャンセルはいつまで可能ですか?

予約の変更は遅くとも照射日の3日前までにご連絡をお願い致します。

体外衝撃波照射後のQ&A

照射当日の禁忌事項

日常生活に制限はございません。スポーツ復帰に関しては必ず主治医の指示に従うようにお願い致します。

体外衝撃波照射後、患部が痛いのですが受診したほうがいいですか?

 照射後、おおよそ3日程度は、患部に痛みがでることがあります。痛みが出る場合は、患部のアイシングをお勧めします。また、辛い痛みが続くようでしたら市販の痛み止めをご利用いただけます。
 継続した痛みや腫れに対して、不安を感じるようでしたら当院の受診をお勧めいたします。