「リスポ」設立インタビュー
ロクト整形で新たに加わったスポーツコンディショニングセンター「リスポ」の設立秘話に迫る。Vol.1
ロクト整形外科クリニック(以下、当院)ではアスリートの受傷から競技復帰、さらにはパフォーマンス向上まで一貫してサポートができる施設として、2022年10月に「rokuto RE:SPORTS MEDICAL & CONDITIONING CENTRE (以下、リスポ)」を設立しました。今回はその設立メンバーの一人でもある石塚医師に、設立に至ったきっかけやその胸中に秘めた想いをインタビューしました!
当院では2022年10月、ロクト整形Az(那覇市奥武山)内の一角に、プロ・アマチュア問わずスポーツに励むすべてのアスリートを対象としたスポーツコンディショニングセンターを設立致しました。
本来、医療機関である病院やクリニックの役割は、怪我をした際の診察から手術、リハビリまでの主に保険診療の領域ですが、医療機関の中の42条施設(※)としてリスポを設立したことにより、従来クリニックだけではカバーできなかったアスリートの怪我予防や受傷後のケアといったコンディショニング領域もサポートすることが可能となりました。
(※)42条施設…医療法人が運営する、疾病予防のためのメディカルフィットネス施設。
interviewer
ロクト整形医師 石塚 光太郎
profile
当院で整形外科医として働く傍ら、日本スポーツ
協会公認のスポーツドクターとしても活動中。現
在もサッカーや野球をはじめ、プロ・アマチュア
問わず県内外様々なスポーツチームをサポートし
ている。
『医療機関としてアスリートを診ることには限界があるなと、常々感じていた。』
―スポーツコンディショニングセンター『リスポ』を立ち上げた経緯やきっかけを教えてください!
『私はスポーツドクターとして7年ほど活動してきましたが、その中で医療機関としてアスリートを診ることには限界があるなと、常々感じていました。怪我をしたアスリートであれば医師の診断のもとリハビリテーションを受けることが可能ですが、怪我には至っていないが体に痛みや違和感を抱えているアスリートの場合は、リハビリ適用となる診断名がつきません。
しかし、体の痛みや違和感を抱えたままプレーを続けた結果、大きな怪我に繋がったというケースを何度も見てきたため、スポーツドクターとして受傷時の診察だけでなく、普段のコンディショニングの段階からも何かサポートすることはできないのか、常に問題意識を持っておりました。また、怪我をした際の診察から復帰後のコンディショニング調整まで、一貫してサポートができる施設は全国でもほとんどありません。そういった現状も踏まえて、今回「リスポ」の立ち上げに至りました。』
『現在当院でリハビリを受けているアスリートにも、+αのリハビリとしてリスポを活用して欲しい』
『さらにもう一つ、リスポを設立したことで、現在当院でリハビリ中のアスリートに対しても、競技復帰に向けた+αのサポートをすることが可能となりました。もちろん当院でもスポーツ復帰を目標とする「スポーツリハビリ」を行っていますが、それはあくまでも保険診療の範囲内でのリハビリとなるため、期間や内容に多くの制限が出てきてしまいます。
そこで、受傷後のアスリートの競技復帰までをしっかりサポートできるよう、より実践に即したアスレティックリハビリテーションが行える「リハビリプラス」というコースも設けました。これにより、早期競技復帰だけでなく、受傷前よりもさらにパワーアップした状態での現場復帰も目指すことが出来ます』
※日本のリハビリは、日常生活に支障が出ない範囲での機能回復を想定しているため、競技復帰レベルを目指すアスリートにとっては不十分な場合も多い。
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※近日公開