肩チーム

もしかして五十肩…?と思ったら

こんにちは!
今日は肩チームより【五十肩】についてお届けします。
一般的には好発年齢が40代~60代であることから【四十肩】や【五十肩】という呼び名で認知されていますが、整形外科では【肩関節周囲炎】と診断します。
近年、研究により発症の原因が徐々に明らかにされてきていますが、未だに解明されていないことが多くある謎の多い疾患です。

この記事をご覧になっている皆さまは、この様な症状を経験したことはありませんか?

・特に思い当たる原因はないけど肩が痛い

・肩が上がらない

・背中に手を回せない


・夜間に肩の痛みで目が覚める

上に挙げた症状がある方は【五十肩】の可能性があります。
※腱板損傷や肩石灰沈着性腱板炎など他疾患の場合もあり鑑別が必要です。

痛みや可動域制限(関節の動く範囲が狭くなること)の程度、症状を有する期間にはかなりの個人差がありますが、おおむね以下の周期に区切ることが出来ます。

急性期(freezing
期)
安静時の痛みだけでなく、夜間の痛み、運動時の痛み、により可動域制限が顕著に出る時期。

慢性期(frozen期)
痛みは減少傾向にあるが、顕著な可動域制限は残る時期。

回復期(thawing期)
可動域制限が改善し、正常に近づく時期。

これを見てお気づきの方もいるかもしれませんが、五十肩は自然治癒する場合がほとんどです。
しかしそうは言っても、甘く見てはいけません…。
症状を有する期間は、数カ月~長い人では4年、適切な治療を受けなかった場合で7年間も症状が残ったという報告があります。
また、痛みの消失後も可動域は改善せず手術に至るケースもあります。

ここまでで五十肩の怖さをわかっていただけたでしょうか。

五十肩で一番つらいのは、経験した方にしかわからない強い痛み可動域制限です
これらにより、日常生活活動が著しく制限されることになりますが、その治療法としては投薬や注射、運動療法が有効とされています。
「もしかすると五十肩かも…」と疑われる場合、ご自身で周囲の五十肩経験者の症状と比較されるよりも、早めに整形外科を受診することをお勧めします。

ロクト整形では肩チームを中心に、五十肩でお悩みの方を精一杯サポートさせていただきます!
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)/

肩チーム一同

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