医師　渡邊 丞

医学知識等は本を開けばいつでも手に入ります。
しかし外科のテクニックは自分一人で磨くことは難しいと思います。
「外科医は師の技を見て盗め」とも言われますが、見たことをすぐに実行できるのは、ある程度の経験があってこそ可能なことです。
上級医が一緒に手術に入り的確な指導を行うことで安全で高度な技術を伝承しています。

手術実績については、人工膝関節置換術や前十字靭帯再建術などの件数は、毎年全国でもトップクラスに位置します。外科医にとって若いうちから手術の修練を積むことは必須の条件です。
整形外科の手術に必要とされる能力は器用さと感性だと思います。
一番きれいだと思うアライメント、仕上がりをイメージし、それを忠実に作り上げることのできる能力を養わなければなりません。
上級医の指導のもと症例を多く経験することは外科医の上達に必要不可欠な条件です。